ハンガリーの首都ブダペストにあるルダシュ温泉(Rudasfürdő)には最高42度の温泉があるので、熱めのお湯好きな方に人気のある湯屋となっています。
ルダシュ温泉はセーチェーニ温泉についでお風呂数が多く、16〜42℃のサーマル温泉が5つ、29℃の室内スイミングプール1つ、11〜42℃のウェルネス・ジャグジーが4つ、36℃の屋上露天、の合計11個の浴槽があります。
ルダシュ温泉へ行こう!
ルダシュ温泉の歴史
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ルダシュ温泉はオスマン帝国時代の1550年に建設された、450年以上の歴史ある温泉です。ドーム型の天井にオクタゴン(八角形)の湯船が特徴のトルコ式風呂は神秘的な雰囲気で、心身ともに癒される空間です。
2006年に全面改装してリニューアルオープンしていますが、伝統的なトルコ式風呂は維持したままで、その他の館内はとても綺麗になっています。
2014年にウェルネス・ジャグジーと屋上露天風呂が増設されています。こちらは対照的なモダンなデザインとなっており、湯船に浸かりながら外の景色を楽しめる造りになっています。
ルダシュ温泉の成分と効能
温泉の成分は硫酸塩、カルシウム,、マグネシウム、炭酸水素塩、フッ化物等が含まれ、効能は関節痛、関節炎、椎間板ヘルニア、神経痛に効果があると云われています。
硫酸塩や炭酸水素塩を多く含む塩類泉は、「美肌の湯」「清涼の湯」 「傷の湯」「脳卒中の湯」とも呼ばれています。
硫酸塩は、日本だと群馬県・法師温泉、静岡県・天城湯ケ島温泉などが有名で、きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症に効能があります。また飲用では胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘に適しているようです。
炭酸水素塩は、日本だと和歌山県・川湯温泉、長野県・小谷温泉などにあり、きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症に効能があります。また飲用では胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)に適しているようです。
ルダシュ温泉の施設概要
ルダシュ温泉は合計11個の浴槽があり、サーマル温泉エリアと、プール&ウェルネス・ジャグジーエリアに分かれています。
Török fürdőと呼ばれるサーマル温泉エリアには、16〜42℃の温泉が5つあります。
Wellness-spaと呼ばれるプール&ウェルネス・ジャグジーエリアには、スイミングプールと、4つのウェルネス・ジャグジー、屋上露天があります。
サーマル温泉エリアは平日は性別による入場制限があります。
月、水、木曜日と金曜日の午前中は男性のみ、
火曜日は女性のみ、
と平日は入場が制限されています。性別ごとに分かれているので、平日は水着着用でも着用じゃなくても良いようです。
金曜日の午後、土、日曜日は男女問わず入場できます。全員水着着用が必須です。
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プール&ウェルネス・ジャグジーエリアは平日も入場制限がありませんので誰でも利用できます。ただしこちらのエリアは温泉水なのか定かではありません。
天気の良い日は屋上露天から市街地を一望でき、夕焼けや夜景も温泉に浸かりながら眺めることができます。とても良い眺めでした。
入場券の種類が豊富で、全エリアに入場できるオールゾーンチケット、サーマル温泉エリアのみのサーマルチケット、プールや屋上露天エリアのみのウェルネススパチケットと、選んで入場することができます。
終日過ごすならオールゾーン、温泉だけサクッと入る時はサーマルチケットっと使い分けができるのでお得になっています。
また金曜日と土曜日は夜10時〜午前3時までのナイトバスもオープンしており、週末にノンビリとリフレッシュすることもできます。
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