9月よりヨーロッパ各地で感染者が急増し、オランダはヨーロッパワースト2位?の感染率まできてしまいました。

そんな訳で10月14日の午後10時より、Partial Lockdown(部分的なロックダウン)がお達しされました。
部分的ということで、一部の日本のニュースでは一部地域でロックダウンっと報道されているのを見ましたが、ロックダウンはオランダ全土で行われ、一部の施設(主に飲食店)が閉鎖されています。

旅行もしづらく、フェスもなく、飲食店は再び閉店。
不安、不満、ストレスの逃げ場が減少していますが、気が滅入らないように部屋の模様替えをして気分転換を測っています。

今週も外出を控えるためにオランダのコロナ状況を振返りながら更新したいと思います。




コロナ振返り・6月のオランダ

インテリジェント・ロックダウンの終了
2ヶ月半に及ぶオランダのインテリジェント・ロックダウンは6月1日より解除されました。
正午より飲食店や映画館、美術館が再オープンし、屋外では集団の人数制限が撤廃されました。
引き続き屋内では1.5mのソーシャル・ディスタンスを取ること、集会は最大30人等の制限はあったものの、ほぼほぼ日常が戻ってきました。

徐々に学校も開始されましたが、大学はオンラインでの授業が決まり、小中学校ではクラスの半分ずつが一日置きに登校し、授業中でもソーシャル・ディスタンスを取れる配慮が課されました。

インテリジェント・ロックダウンが解除されても、すぐに街が賑わうこともなく、最初の1週間くらいは出歩く人もまばらでしたが、週末や天気の良い日はショッピングに行ったりレストランで外食される人も徐々に増えてゆきました。

再開した飲食店は、店内の人数制限や席の間隔が1.5mが必須だったりなどの規制があり、小さなお店は席数が確保できず、また大きな店舗は人数制限のために集客数が確保できませんでした。
そのため営業が許可された飲食店も時短営業だったり、集客が見込めないお店は営業を再開しませんでした。

ショップなども入場人数が決まっているため、お店の前に列をなすことが多かったです。
アップルストアの前に炎天下の中で長蛇の列ができていることもありました。
店内ではカゴを持つことが必須で、支払いはカードのみのお店が急激に増えました。

6月はまだ多くの人が規制を準じていたこともあり、お互いに距離を取る習慣を身につけようとしていました。新規感染者数は100人/日を下回る日が続きました。



コロナ振返り・7月のオランダ

規制の緩和と気の緩み
1.5mのソーシャル・ディスタンスが確保できない美容院やマッサージ店、フィットネス施設などは6月の時点では営業再開の許可が下りず、誰も髪が切れない日々が続きました。
7月に入ってようやく営業の許可がおりた時、美容室の予約は2週間先まで埋まったそうです。

毎年夏季はフェスやイベントで活気にあふれるオランダですが、今年は大規模なイベントは禁止され、ナイトクラブは未だに営業再開の許可が下りていません。

それでも7月以降は住宅地の商店街などは以前のような賑わいを取り戻していましたし、繁華街も前年度よりは落ちるものの観光客は多かったです。

この時期の飲食店はテラス席が人気なのですが、テラス席も各テーブルごとに1.5mの距離を取る規制があります。
(距離を確保できない場合は、席の間につい立を設けるなどの措置も。)
それでも繁華街の狭い路地で十分な間隔を取ることは不可能で、集客を見込みたい飲食店はルールを破っている所もチラホラありました。
それに対してお客さんも全く気にしていない様子も伺えました。
もちろん警察?保健所?が巡回しているので、見つかったらアウトです。
繁華街のカフェが営業停止になるニュースがチョイチョイ発生しておりました。

またアムステルダムのデパート・Bijenkorfで集団感染が発生し、14日間の休業のニュースもありました。

7月になるとルールが少しずつなあなあになり始めたのか、新規感染者数は500人/日くらいまで緩やかに増加したものの、十分に医療機関が対応できる範囲でした。




コロナ振返り・8月のオランダ

夏休みシーズン到来
今年の夏はオランダ含めEU各国が国内旅行を推進していました。
オランダ政府は国外旅行を禁止しておりませんでしたが、万がいち旅先でロックダウン等が発生しても政府は救援等を行わないものとし、自己責任となる旨のみ通達がありました。

EU圏内であれば14日間の隔離規制なく旅行可能な国も多かったので、EU旅行をするヨーロピアンがそこそこいる夏でした。
そのため7月中旬よりオランダの観光地も国内外の観光客で溢れかえったこともあり、8月は繁華街のマスク着用義務ルールがお達しされました。

その他にも歩道を広げようという挑戦がありました。
自転車社会のオランダ。必ず道路には自転車レーンがあります。
アムステルダムの商店街の歩道が狭いエリアでは自転車レーンも歩道とする試みがありました。
そうなると自転車は車道を走行することになります。
狭い車道に車と自転車がカオスに走行し、その真横を路面電車も通過する状態が想像通りに発生し、そんな危険な所を走行したくない自転車ライダーは自転車レーンを通ろうとするのですが、自転車レーンは歩道化してるので、歩行者がいてこっちも危険という、全部が裏目にでた挑戦でした。
住民・市民の反対もあり、1週間も続かないで撤廃するところが近所でありました。
私も自転車ライダーなので、早々に終わってくれてよかった出来事です。

今年の観光客は例年より70%減少したオランダ。
通年よりも賑わいのかける観光繁華街と、深夜まで騒がしい商店街との対比がはっきり見えた夏でした。
いかに観光客が多かったのか実感しましたし、以前より観光客を減少させたいアムステルダム市はこれを機に対策を講じるように思われます。

8月はほぼ日常が戻ってきていたので、多少の規制がある現状が続く感じかなぁっと思っていました。
新規感染者数は500人/日を前後していたものの安定していました。




コロナ振返り・9月のオランダ

新学期と留学生
ナイトクラブや大規模なイベントを9月まで禁止する規制がでていました。
残念ながら9月になってもこの規制が解除されることはありませんでした。
そして”いつまで”と言う明確な期日も発表されていません。

9月最初の週末にアムステルダムのナイトクラブの運営者や従業員の500人以上が広場に集まり、クラブやディスコを再開しないという政府の決定に抗議したデモが印象的でした。

新学期の9月です。
学校が始まっても大学の講義はオンラインが中心で、校内授業のほとんどは新入生優先で行われています。
しかし少人数制での授業となるため、学校側は授業数を多く設けなくてはならず、朝8時から夜8時まで開校しているようで講師の方も大変です。
オンライン講義が続く学生さんたちはモチベーションを維持するのが難しいようです。

オランダは英語が通じ、有名な大学もあるため、EU以外からの留学生が12%を超えていますが、今後は留学生数は50%減少する可能性があるそうです。
EU内の生徒の学費が約2000ユーロ(約25万円)なのに対し、EU外の留学生の学費は約20000ユーロ(約250万円)と高額で、大学にとって留学生の学費は大きな収入源です。
今後留学生数が減少していくと、大学の運営にも大きな影響を与えそうです。

9月は新規感染者数が急激に増加し、末日の時点で日に3000人/日超えしました。
ニュースでコロナ記事がトップにあがる日が再びやってきて、連日コロナ関連のニュースを耳にする日が戻ってくると、ロックダウン中の焦燥感が蘇ってきます。