5月28日(金曜日)の夜のニュースは多くのオランダ人が注目していました。
事前のリークもありましたが、現在のコロナ規制の大々的な緩和の詳細が発表されたからです。
コロナ規制緩和の第3段
次の規制緩和は今週末の6月5日(土曜日)からはじまります。これは当初予定していた6月9日より4日も早まりました。理由としては新規感染者数と入院数の激減がみられることからです。たった4日でもご褒美的なありがたさを大いに感じます。
飲食店の店内席の再開
第3段階の緩和でのメインが、「美術館等の文化施設、商店、飲食店舗内営業などの再開」です。営業時間や人数などの制限はあるものの、ほぼほぼ以前のように営業することが可能になりました。
飲食店の店内席に着けるのは約8ヶ月ぶりになります。店内で夜10時まで家族や友人と美味しい食事を楽しめるなんて、想像しただけでワクワクです。8ヶ月もの間、我慢してきた自分も周りも褒めて喜んで良いと思います。拍手です。
今週末からは天気の心配もせずに外食の予定を立てることができそうです。
アルコールの販売時間の延長
もう一つ(個人的に)嬉しい緩和はアルコールの販売時間が夜10時まで可能になることです。今は夜8時以降、スーパーマーケットや酒屋でアルコール販売禁止の規制があります。その規制が夜10時に変更される事が決まりました。
一見どうでも良いニュースと思われがちですが、アルコール規制の事なんて忘れてレジにて「8時過ぎてるから売れないよ」って言われた時の「あーそうだった」ってショックを体験した方や、夜8時以降に買い物に行く人にとっては日常を取り戻せる緩和の1つです。とてもありがたい。
次回の緩和予定
今回の緩和でルッテ首相は「ハードロックダウンは終わりをむかえる」と、みんなんが待ち望んでいた言葉をおっしゃってくれました。
外食したり、美術館に訪れたり、買い物へ行ったりと、当たり前の日常を取り戻すことができるようになりそうです。
次の緩和は6月末からを予定されており、メインは「イベントやナイトクラブが再開するかどうか!?」になるとかって噂も耳にしました。さすがにそこまでは無理なんじゃないだろうかとも感じますが、今後の感染者数の状況などをみて22日に発表があるようです。
もしかしたら緩和の時期が早まる可能性もあるそうで、もしかしたら今月のサッカーの試合(ユーロ2020)を屋外の大画面スクリーンで観戦することもできるかもしれない、など喜ばしい噂ニュースもありますが、まだ決定ではありません。ぬか喜びにならないといいなと願っています。
入国制限
生活にかかる規制は緩みましたが、オランダに入国する規制は厳しくなりました。今月からリスクが高い国からオランダを訪れた場合は強制検疫(5〜10日間の隔離)を受けなければなりません。違反すると339ユーロ(約45000円)の罰金です。強制検疫はワクチン摂取済みの方も対象になるようです。
現在日本は高リスクの国には含まれていませんが、オランダに入国するには24時間以内のPCR検査結果などの証明が必要となっています。
緊急の家族訪問などの例外も認められているので、各々の状況に合わせての入国情報の確認が大切です。

今週までは夜21時を過ぎたら静かな繁華街です。日没前に静かになる街ともお別れになるのでしょうか。人気のないオランダの写真を撮る事ができる最後の機会になるのかもしれませんね。
緩和第3段が始まる今週の土曜日は賑やかな1日になりそうな予感がします。