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【オランダコロナ14】ワクチンパスポートの必要性と不安要素(2021.5.30)

コロナ

今週のオランダのコロナニュースをアムステルダム在住の筆者の視点でまとめました。

 

今週に入り嘘のように激減している感染者数。激減率がハンパないので信じられない所もありますが良いニュースなので信じたいと思います。

このお陰で、緩和の第3弾が4日ほど早まって、6月5日より飲食店の店内席と美術館の解放されることが決まりました。詳細は28日の夜に発表されましたので、ニュースサイトなどで確認できるかと思います。

緩和第3弾の詳細をまだざっとしか見ていないので、それについては後日まとめる(かもしれない)として、今日はワクチンパスポート関連のニュースに注目してみました。

 

 

夏休み休暇の予約が殺到?

オランダ人の大半が今年の夏休みは国内で過ごすとの統計が4〜5月にかけて報道されましたが、規制の緩和とワクチンパスポートの方向性が決定した途端、海外(EU内)のフライト予約が急増しているそうです。

それまで格安で販売して乗客を増やそうとしていたLCCも、需要があるとわかると設定金額を上げはじめています。先週まで25ユーロのフライトがあっという間に50ユーロを超えおり、営業の敏腕さを感じました。

 

 

始まるワクチンパスポート

7月からの導入が予定されているワクチンパスポートを発行できる人は、

  • ワクチンを1回以上摂取した人
  • 陰性証明がある人(時間指定は国によって異なる)
  • すでに感染して完治し免疫を得た人(感染〜完治した時期の指定がある?)

となっています。

EU内を移動するのに必要なので、EU移動をする仕事の方はワクチンパスポートを発行せざるおえなくなるでしょう。ただし車で国境を越える場合はどうなのかは明確ではありません。また詳細がEU内でも国によって違ってくるので、事前に国ごとで調べる必要があります。

 

 

ワクチン摂取の落とし穴

ワクチンを摂取してワクチンパスポートを発行しようと検討される方もいらっしゃることかと思います。ですが、ワクチンを摂取してもシステムに反映されないおそれがある?かもしれないそうです。毎日、何万、何十万、何百万人と摂取している情報のインプットが追いつかないのでは!?って噂があります。

噂なのでアレですが、ワクチンを摂取して旅行計画したのにワクチンパスポートが発行できないとなると、大騒動が起きそうな予感しかしません。

その場合は陰性証明を取得すれば何とかなるんだろうけど、そんな事が起こったら検査予約も殺到しそうです。

 

 

陰性証明の落とし穴

ワクチンを打たなくても陰性証明があればワクチンパスポートは発行されます。
ですが忘れてはいけないのは必ずしも陰性ではないということです。

検査を受けて陰性であれば陰性証明がもらえる訳ですが、無症状な陽性の可能性もあります。

まさかの陽性だった場合、休暇直前に全予約をキャンセルする羽目になります。

航空会社、ホテル、各種チケットなどの払戻しがどこまで対応してくれるのか、海外旅行を予約する時はキャンセル規定もしっかりと確認しておいた方が良さそうです。

 

陰性証明でのワクチンパスポートの発行には24〜72時間以内の時間指定があり、発行した証明書の有効期限もあります。それらの詳細は国によって異なるそうです。

またオランダは陰性証明の検査は無料になる方向性を示していますが、これも国によって違ってきます。有効期限によっては旅行中に他国で再検査が必要になったりもするかもしれないので、旅行先の詳細をしっかりと確認する必要がありそうです。

 

 

 

問題の多そうなワクチンパスポート

ワクチンパスポートは個人情報が漏洩する可能性があります。

急いで作ったシステムの不具合はあたりまえだと思います。全く不具合が無く何千万人が利用できたら開発者に世界ナントカ賞と莫大なボーナスを授与してあげて欲しいくらいです。ワクチンパスポートを発行するからには情報漏洩を含む不具合を受けいれる心構えでいた方がいいかもしれません。

 

 

個人情報が流出するとどうなる?

スマホのアプリでワクチンパスポートを取得する場合、QRコードが発行されます。

そのQRコードには個人の医療情報を含む重要なデータが暗号化されているそうです。

個人の医療情報には、病状、住所や保険証番号、過去の病歴や生活習慣など、極めてプライバシーの高い内容が多く、万が一その情報が悪用されると詐欺、なりすまし、カードなどの不正利用につながる恐れがあります。

こればかりはシステムの安全性をを願うしかありません。

スマホがない方、QRコードのアプリを使用したくない方は、紙の予防接種証明書や陰性証明も使用できる事になっているので、心配な方は紙ベースの証明書が良さそうです。

 

 

 

スペインの独走。鎖国解禁

先週末に見たニュースで、スペインが日本からの観光客の受け入れを発表しました。

5月24日より日本からの渡航者はワクチンパスポートも陰性証明書も必要なしでスペインに入国できる、となっています。

対象国は日本以外にも、韓国やタイなどとあり、多くの観光客受け入れが再開しました。(*ただしスペインから日本への帰国の際は、日本の入国規制があると思いますのでご確認ください。)

スペイン入国情報の詳細は外務省のホームページをご覧ください。

外務省 海外安全ホームページ|現地大使館・総領事館からの安全情報 詳細
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

 

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【オランダブログ・バックナンバー】7月のテーマはスペイン南部のアンダルシア地方。アンダルシア地方には白い家並みの村が多く存在し、青空と自然と建物のコントラストがとても綺麗で有名な村々を今月はご紹介いたします。

 

事故や事件

イタリアでは、先日観光地でロープウェイが落下し14人の犠牲者がでる大事故がありました。事故原因の詳細はわかりませんが、ロックダウンでしばらく使っていなかった事によるメンテナンス不足も原因なのではないかと示唆されています。

またオランダでは通り魔による殺傷事件がおきたり、強盗事件からの銃撃戦やらと治安の悪い事件が多発しています。今後は観光客を狙った事件も起きないとは限らないので、しばらくは注意と警戒が必要だと感じます。

 

 

今日のまとめ

今年の夏休みに海外旅行を計画されてる方もいらっしゃるかと思います。旅行される場合は自国と旅行先の国の両方の規制や詳細をご確認ください。

筆者的には今のところは夏休みの海外旅行は無しかなぁ〜って感じです。事前に調べる事が多すぎて旅行を満喫するには手間がかかりすぎな予感です。規制などは緩和が進めば状況は変わると思いますので、もう少し見守りながらの判断が必要かもしれません。

ひとまずは規制が緩和したオランダ国内で楽しめることを優先してリフレッシュしたいなと思います。

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コロナ禍、そして空港の混雑。海外旅行より国内旅行が人気の近年。長期休みをホリデーパークで過ごすキャンピング&グランピングの人気が高まっています。のんびりと余暇を過ごすオランダやヨーロッパのホリデーパーク文化。予約サイトのご紹介です。