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【オランダコロナ10】コロナのワクチン接種する?しない?を考察して見ました・その1

コロナ

2020年の12月から世界各国で始まったコロナのワクチン接種。

EU加盟国では12月27日からワクチン接種が始まりましたが、オランダは準備不足のため少し遅れをとり、2021年の1月6日より予防接種が開始されました。

医療従事者から優先して始まった予防接種は1月末までに20万人以上への投与が行われ、高齢者への接種も始まっています。

順調に進めば5月からは18~60歳すべての人への投与が始まる予定です。

 

オランダのコロナワクチン接種は、全ての人が無料で受けることができますが、任意なので接種しない選択もできます。

ワクチン接種する?しない? の判断できるほどの知識がないので、ワクチンについて調べてみることにしました。

 

 

ファイザー、モデルナ、アストラゼネカって何が違うの?

コロナワクチンで頻繁に耳にする、ファイザーモデルナアストラゼネカ

知ったかぶりしてワクチンの名称だと思ってましたが、これらはワクチンを開発した会社名でした。

 

🇺🇸ファイザー社
アメリカの大手製薬会社
ドイツのビオンテック社と共同開発
ワクチンタイプ:mRNAワクチン
個別名:BNT162b2

 

🇺🇸モデルナ社
アメリカの製薬新興企業
ワクチンタイプ:mRNAワクチン
個別名:mRNA-1273

 

🇬🇧アストラゼネカ
イギリスの製薬会社
オックスフォード大と共同開発
ワクチンタイプ:ウイルスベクターワクチン

 

ねずくん
ねずくん

ワクチンタイプは、mRNAワクチン と ウイルスベクターワクチンの2種類ですね。

ハリさん
ハリさん

mRNAワクチンはファイザー社とモデルナ社を判別するために個別名もありますね。

 

 

ワクチンタイプの違いはなんだろ?

現在ワクチン接種に使われているのは、

mRNAワクチン と ウイルスベクターワクチン の2つのタイプになります。

2つの違いはその製造方法が異なる点です。

ハリさん
ハリさん

その他のタイプの開発も進んでいますが、今回はこの2種類に注目してみます。

 

mRNAワクチン
コロナウイルスの遺伝子データを基に人工的に作ったワクチン。
⭕️ ウイルスを使わないので安全。
⭕️ 開発・生産が速い
✖️ 人体への投与実績がなく安全性が未知数
✖️ 要低温保管なので輸送・保存が難しい

すでに世界中で使われていますが、人工的に作ったワクチンに対して人体への影響が今後出てくるのか明確になっておりません。
ヒトの遺伝子(DNA)に直接の害を与える事は無いとされていますが、今のワクチン接種が少なかれ人体実験になっています。

 

 

ウイルスベクターワクチン
コロナの遺伝情報を持った別のウイルスを「運び屋」として体内に投与し、免疫反応を促すワクチン。
⭕️別の感染症での使用実績がある方法
✖️複数回投与が難しい
❗️65歳未満の使用を推奨

こちらの方が安全性が高そうに見えますが、現在は開発国のイギリスでのみ使用されており、普及率が低くてデータがほとんどありません。
そのため65歳未満への使用が推奨されています。こちらは今後のイギリスの様子を見ながら考察する必要がありそうです。

 

ねずくん
ねずくん

2月までにオランダで使用されているワクチンはmRNAワクチンだけなんですね。

ハリさん
ハリさん

アストラゼネカ社のウイルスベクターワクチンは、オランダで承認されるのを待っている所だね。

 

 

ワクチンの種類は選べるの?

オランダでは接種するワクチンの種類は選べません。

オランダのワクチンスケジュールで既に投与されるワクチンの種類が決まっています。

ファイザーのmRNAワクチン投与
・介護等の施設入居者
・60歳以上の人

 

モデルナのmRNAワクチン投与
・小規模の施設入居者
・在宅ケアの60歳以上と精神病患者

 

アストラゼネカのウイルスベクターワクチン投与
・18~60歳の基礎疾患を有する人
・18~60歳すべての人

 

ワクチン接種の優先順位が低い18~60歳の人は、これから入荷が見込まれているアストラゼネカ社のウイルスベクターワクチンの投与が予定されていますが、未定と思った方が良さそうです。

アストラゼネカ社のワクチンは製造が大幅に遅れており、十分な入荷数が見込めておりません。

一方、最近話題になっているのが🇺🇸ヤンセンファーマ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)のウイルスベクターワクチンです。こちらの認可が降りればオランダは購入予定ですので、ワクチンスケジュールが変更されると思います。

ハリさん
ハリさん

何を接種できるかは、注射する日まで分からないかもしれませんな。

ワクチンスケジュールの変更はオランダ政府のワクチン案内HPで随時更新されると思います。

Vaccinatie tegen het coronavirus
Actuele informatie over de vaccinatie tegen het coronavirus COVID-19. Zoals de werking en veiligheid.

 

ワクチンは2回接種になります。1回目と2回目は同じ種類のワクチン接種が原則となるはずです。
どのように管理されるのか明確ではありませんが、1回目の接種で打ったワクチンを覚えておき、2回目に打つ前に必ず確認しましょう。

 

 

ワクチンを接種すればコロナに感染しない?

ワクチン接種をしても100%感染ないことはないです。
実際にワクチンを接種したのに感染したなどのニューストピックも見かけます。

ワクチンを接種してから効果が出るまで通常1週間〜かかるとされ、効果が発揮されても、感染しなくなる と言う訳では無いようです。

ワクチンの接種は「感染しにくくなる」「感染しても無症状、重症化しない」確率を高めるために行われます。

コロナワクチンはその確率が非常に高くなるようです。

インフルエンザの予防接種でも有効性は30〜60%ぐらいなのに対し、コロナワクチンは90%以上の驚異の有効率があるとされています。

 

ねずくん
ねずくん

接種した90%の人が感染しないってことですか?

ハリさん
ハリさん

「9割の人は感染しない」ってことではありません!

ねずくん
ねずくん

違うの?

ハリさん
ハリさん

有効率90%は「90%の予防効果がある」という意味になります。

ねずくん
ねずくん

「発症リスクが10分の1になる」ってことですね。
感染しても重症化しないことが大切ですね。

 

 

コロナワクチンの効果と即効性は?

ワクチンは2回接種します。1回目の投与から3~6週間後に2回目の投与が行われ、2回目の投与の7日後から最大の効果が発揮されます。

最近のデータでは1回目の接種だけでも十分な効果が見込めると報道されています。(効果を確実にするために2回目の接種は必要です。)

すでに人口の2割が1回目の接種を終えたイスラエルのデータでは、1回目の接種から2週間ほどでワクチンの効果があらわれて、1回目接種者の新規感染率が著しく低下しているそうです。

イスラエルのデータ
1回目接種者が新規感染者となっている人数

・接種後7日以内 4484人
・8〜14日 3186人
・接種後15〜22日 353人

 

ねずくん
ねずくん

イスラエルのワクチン接種率は世界でも群を抜いていて、すでに人口の約25%が接種を終えているよ。

ハリさん
ハリさん

今後、ワクチンの効果などで注目される国ですね!

 

 

変異株には効果があるの?

ファイザー社とモデルナ社のワクチンは、イギリス変異株南アフリカ変異株には重症化を防ぐ効果があるそうです。

南ア型はわずかに効果が低くなるものの、ワクチンの有効性が大幅に低下することはないと発表されました。

ブラジル変異株に対する発表はまだありません。

 

気になる副反応は?

 

ハリさん
ハリさん

*副反応とは「通常見られる反応」のことを指します。

 

ファイザー社の報告によると、約84%が注射した部位の痛みを訴えています。
その他、倦怠感(62%)、頭痛(55%)、筋肉痛(38%)と、なんらかの症状が出る比率が高いようです。

悪寒、関節痛、高熱が出ることもあるようですが、症例として多くはないそうです。

 

ハリさん
ハリさん

噂では、通常の予防接種より注射時の痛みが激しいそうです。

ねずくん
ねずくん

注射嫌いには辛いお知らせ…。泣いてしまいます。

 

いずれの副反応の症状は数日以内に治まるとの事ですので、逆に長期化する場合は医師に相談が必要です。

一般的に副反応は高齢者よりも若年者の方が多く、2回目の接種では1回目よりも副反応が起こる確率が高くなっています。

今までのところ副反応によって高齢者の死亡がノルウェーで確認されています。
高齢者や持病がある方には命に関わる可能性もあるので、事前に医師へ相談しましょう。

 

 

恐怖の副作用は?

ハリさん
ハリさん

*副作用とは「異常な反応」の事を指します。

副作用には、接種してから

  1. 即時、または数日以内
  2. 2〜4週間後
  3. 抗体保持者が感染した時

と3パターンあります。

1)即時、または数日以内に症状が出る「アナフィラキシー」

アナフィラキシーとは、接種したワクチンによるアレルギー反応のことです。

コロナのワクチン接種が世界各国で始まった時に、アレルギー反応を起こす症例が確認されニュースになりました。

現状のアメリカの症例では10万人に1人にアナフィラキシー反応が起こるデータとなっており、インフルエンザワクチンなどの100万人に1人と比べると、頻度はかなり高くみえます。

ですが、医療用抗生物質のペニシリンでは5000人に1人くらいの頻度でアレルギー反応が起きるそうなので、一概に高いとも言えないデータのようです。

今までのところアナフィラキシー反応は、コロナワクチン投与後の30分以内に症状が現れています。

ハリさん
ハリさん

オランダでは接種後30分はその場で待機し様子を見る事になってるようです。

 

2)2〜4週間後に症状が出る「炎症、神経障害、麻痺など」

おたふくかぜのワクチンだと、100万回の接種に対して10回ぐらい神経障害などの副作用が起こるとされています。
しかしワクチンを接種しないで、おたふくかぜにかかって重症化するリスクの方が高いため、おたふくかぜワクチン接種は推奨されています。

コロナワクチンでは2回目接種の2カ月後ぐらいまでのデータはあり、今のところ脳炎、神経障害、麻痺などの重度の副作用は無いとされています。

 

3)ワクチン接種者が感染した場合に症状が出る「ADE」

ADE(抗体依存性感染増強)とは、ワクチン接種後に抗体ができ、その抗体が悪影響を及ぼし感染症が悪化する というものです。

現状ではデータがないので、今後明らかになってくるでしょう。

 

ハリさん
ハリさん

2020年の12月から世界中で投与された約2000万回の投与では、重大な副作用の症例はほとんどなかったと報告されています。

ねずくん
ねずくん

悪い報告はデータが揃うまで発表されない可能性も…。

 

 

コロナワクチンの持続効果は?

どれくらい効果が持続するのかはデータも情報もありません。

免疫学者の意見では、コロナはワクチンができても、インフルエンザ程度の期間しか免疫が持続しない可能性が高く、おそらく半年から1年ではないかと言われているので、インフルエンザの予防接種のように毎年接種するタイプかもしれません。

ねずくん
ねずくん

痛い注射を毎年は辛いかも…。

 

考察その1のまとめ

まだまだデーター不足なワクチン。
ワクチンの種類や違いなどの一般常識が何となく分かった気がします。

 

半年前までは懐疑的だったワクチンが、ここに来て接種希望者率が急増しており、今後は義務的な暗黙の空気が漂ってくるんじゃないかと怯えています。

このところ各国がワクチン接種の速さに重点を置くようになっていますが、速さだけでなく多方面からの情報も仕入れて欲しい所存です。

まだまだ考察の必要性がありそうなので、続きをまた来週アップします。