聖ニコラスの日が過ぎると、オランダのクリスマスイルミネーションが始まります。
オランダ人の多くは聖ニコラスの日(ファーストクリスマス)に家族と過ごしプレゼントを贈るため、通常のクリスマスにはお祝いをしない家庭も多いです。

クリスマスは多くのお店が閉まっており、街中は割と静かです。
教会では子供たちのためにイベントが開かれたりするそうで、その担当になった友人が準備が大変だと嘆いてました。
キリストの生誕を祝う宗教的な祝いの日という印象が強いクリスマス。アムステルダムの市街地は観光客で賑わっていますが、やっぱり多くのお店はしまっています。
またアムステルダムは移民が多いため、聖ニコラスの日でなく、クリスマスに家族と過ごし、プレゼントを贈る家庭も多いです。

クリスマスの翌日、26日はセカンドクリスマスデイとも呼ばれ、友人と過ごすしたりするそうです。25日は身内でホームパーティー、26日は外に出かけるのがオランダのスタイルだそうです。



シンタクラース と サンタクロース
お察しの方もいるかもしれませんが、実は同一人物と云われています。

<photo credit: janwillemsen Ons eigen tijdschrift- van Houten_ 1926,ill Han Krug Sinterklaas via photopin >

シンタクラースの語源は、聖ニコラス(シント・ニコーラース)からきており、神話的存在です。

一説では、トルコからオランダへとやってきた司祭で、実に子ども達に優しい男だったそうです。
343年からはアムステルダムに居たとされており、その後スペインへと渡ったと云われています。

北部オランダでは毎年12月5日(聖ニコラスの日の前夜)にシンタクラースを祝って贈り物を送る風習が古くからありました。
16〜17世紀のヨーロッパにおける宗教改革により、クリスマスというプレゼントを贈る日という概念が生まれ、その日付も12月5日から現在のクリスマスイブ12月24日に変更したとのことです。

<photo credit: CJS*64 Very festive via photopin (license)>

そして17世紀、オランダ人がマンハッタン島に入植しました。その後、マンハッタン島はイギリス人の手に移りニューヨークと名を改められました。
イギリス文化が広まる中で、オランダ文化もいくつか取り入れられ、その時にオランダのシンタクラースの伝承が広まり、現在のサンタクロースの起源になったと云われています。

 





クリスマス料理
オランダの伝統料理って思いつきません。友達に聞いてみたら”伝統クリスマス料理は特にない”と言い放たれてしまいましたが、日本で言ったらフライドチキンとショートケーキ的な”定番クリスマス料理”を教えてもらいました。

ROLLADE
rollade(ルーラード)と呼ばれるお肉料理。
ハーブやニンニクなどをお肉で巻いてオーブンで焼き、薄く切って食べるそうです。

お肉は牛、豚、鳥となんでもありだそうです。

スーパーマーケットでもクリスマスが近づくと売ってます。トマトやピスタチオなど様々なものが巻かれてるバージョンがありました。

GOURMET
gourmet(グルメット)と呼ばれるホットプレート。
寒くなってきた頃から、スーパーマーケットや家電屋さんで販売しています。

このホットプレートで好きなものを個々に焼いて食べるのもオランダスタイルのクリスマス。
二段式になってるのが驚きですし、便利でしょう。日本でも流行ったらいいのにって思います。ちなみに写真のタイプが5〜10人用で定価6000円くらいです。

KERSTSTOL
Kerststol(ケルストストル)と呼ばれるフルーツケーキ。レーズンやアーモンドペーストが入っているものが多く、ケーキというよりしっとりとしたパンです。
苺もクリームもなく質素なのは、保存が効くため。昔ながらのケーキって感じがします。

個人的にはとても好きなケーキです。ヨーロッパではこのタイプのクリスマスケーキが多く見られます。